「え…」

まさか、自分が驚くとは思わなかった。

「そんな急な事…」

と裁判長が言うと
検察側も負けじと
手を挙げ、応戦した。

「検察…」
裁判長の声は曇っている。

「検察側も、弁護側と同意見です」