「おはよう」

しゅんくんのからだは
むきむきまではいかないけど
綺麗な形の体だった
こんなことをおもっている
自分が変態にしか思えない

「俺に見とれてどおした?惚れたか?」

とうやがいるときと
違うキャラ
それが本性だったりして

「は?勘違いほどほどにしてください」

廊下を歩きながら立ち去った

惚れなんかしないよ
確かにいい体つきだし
顔のなりたちもいい
でも、チャラ男には興味がない

「照れんなって」

しゅんくんは後ろから
抱きしめながら耳元で囁いた

誰もいないリビング
かずやととうやくんはまだ寝ている

「おふざけはやめてよ・・・
口説き文句なんて、きかないから」

少しドキドキするけど
だけどしゅんくんはチャラ男だと
うちは思ってる

「本気だよ。きのう一目惚れした
だから、褒めた。覚えてない?」