そう言われて犬をみると、リードの
色からしてコロンだとわかった。

「すいません・・・」

男の人はニコって笑ってコロンを
渡してくれた。

「ちゃんと犬のことみろよ。じゃーね」

「え・・・あ、はい」

ちょっとの間立ち尽くしていた


「コロン帰ろっか」

あの人に会ったことでコロンと
うちは気分が良かった。