秀吉くん・・・



「お~い秀吉ー!!なにナンパしてんだよぉ~!!」


秀吉の友達らしき人達が呼んでる


「うっせーー!!待ってろー」



「あ・・・。これ落としたよ♪じゃあ、またね♪」



それは私が


小学校1年生から好きだった

ワタルに渡しそびれたキーホルダー・・。


(ワタルは受験に落ちて隣のクラスに居る。)



自分はそれを受け取った。


・・・あ。

名前教えてない・・・



『っあ!!自分の名前は、、』


秀吉君は仲間の所に行きながらも

顔を向けてくれた・・




『まつみでーーす!!』



そう私は叫んだ。



すると秀吉君は



「可愛い名前だねー!覚えとくよー!!」



と言い仲間の元へ

掛けていった・・。


・・・・ッドキン。


・・・ドク・・ドクン。


なにこのドキドキ止まらない。



教室に入ると、

さっきの会話を見ていたらしき顔で


SUMIREや志織達がニヤニヤと笑いかけてきた。