あたしはいつも2番目だった。 誰かに認められたい、最後にそう思ったのはとうの昔。 誰もあたしを、「あたし」をみてくれる人なんかいなかった。 家族さえ、あの子が1番で、 あたしなんかいてもいなくても同じだっただろう。 それもしょうがないんだ。 あたしはいい子なんかじゃないから。 …吉野沙織…