「お、終わった…」
「お疲れ様」
恭耶がジュースをくれた。
恭耶も疲れてるだろうに…
「ありがとう…、ございます」
危ない…いつもの癖が;;
ワンテンポ遅れてございますを言った私に、恭耶はニコリと笑ってくれた。
ジュースを飲みながら考える。
私たちの集めれた情報は
舞姫の情報を流したのは黒鳥の総長、黒鳥ゲンという奴。
自分の姓字をチーム名にしたみたい。
舞姫の情報は思ったより広まっていて、すべて消すのはたいへんだったから
ある程度消してからガセネタを流しておいた…
舞姫は存在しない とか
舞姫は別に居る とか
ほかにも色々(二コリ
…でもばれるのも時間の問題だと思う。
私が舞姫とばれるのも…
女だとばれるのも…
ばれたらどうなるんだろう…
軽蔑されるのかな…?
罵られるのかな…?
もっと喧嘩を売られるようになるのかな…?
今は大丈夫でもいずればれる
その時のことを考えると怖くて仕方がない
でも今言えることは…
できるだけ長くここで居たい。
きっとばれるとここには居れなくなる
せめてばれるまで…