咲にぃは少し考えると

「何でってなんでも?」

と言った…

その答えにみんなが意味のわからないという顔をした。

それを察したのか咲にぃはため息をついて話し出した。

「俺の家は知ってるな?」

「えっと…、お金持ち?」

そう言った咲にぃに疾風が答えた。

「…まぁ、そうだが龍ヶ崎零の情報が漏れるといろいろあんだ」

なるほど…

よく意味がわかんない気もするけど、なんとなくわかった。

そんな時、咲にぃの携帯がなった。

「はい、どした?」

『咲夜、今暇?』

「微妙だな」

『モデルの人数が足りなくて…今来れる?』

「わかった麗華のために行ってやるよ」

咲にぃは電話を切ると私に紙を渡して「零後は頼んだ!」と言って走っていった。

さっきの電話は麗華さんだったみたいで咲にぃは飛んで行ってしまった。

ちなみに咲にぃはたまに麗華さんの手伝いでモデルをしている。

麗華さんが大好きなんだね…咲にぃ、そういえばこの紙なんだろ?

私は咲にぃに渡された紙を見た。

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・悪用されている零の写真をすべて消す。

・悪用した犯人を調べる。

・舞姫についての情報をすべて消す。

・黒鳥の情報を調べる。


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…これをするの?

すべてって結構多いよね?

咲にぃの鬼…

それから私は恭耶に手伝ってもらって30分かけて終わらせた。