「じゃあ改めて始めるか!」
咲にぃの掛け声で疾風と恭耶がどこからかパソコンを持ってきた。
「じゃあ零、そこに座ってあのパソコンで龍ヶ崎零の情報を厳重にブロックしろ」
咲にぃにそう言われ訳がわからずソファーに座って言われたとおりに龍ヶ崎零の情報をブロックした。
あっ!でも私が今ブロックしたのは男ver.の格好してるときの情報だけ、女ver.の情報はお父さんが管理してるから大丈夫なの。
「咲にぃ終わったよ?」
私がそう言うと咲にぃは時計を見て
「…1分…か、さすがだな。じゃあ恭耶、ハッキングしてみろ」
※違法なので真似しないでください。
と言った。
「はい」
恭耶は返事をするとパソコンに向かった。
5分経過~
恭耶の額に汗が浮かんできた。
10分経過~
恭耶が険しい顔つきになった。
15分経過~
「だめです。」
恭耶が諦めた。
「よしっ!恭耶がだめなら安心だ。」
私は咲にぃの言っていることがわからなくて首を傾げる。
咲にぃはションボリしている恭耶を慰めていたかと思うとおもむろに言った。
「舞姫の情報はトップシークレットだ、わかったか?」
は?何言ってんの咲にぃ?
なんでトップシークレットなの?
「どうしてですか?」
私の疑問を恭耶が聞いてくれた。