はっ?
零にそっくりっていうのはわかるよ?
本人だし。
でもその後のかわいいがわかんない…
困惑した顔で疾風を見つめていると疾風の顔が赤くなった。
どうしたんだろ?
暑いのかな?まだ5月なのに…
と思っていると後ろにいた咲にぃがため息をついて言った。
「疾風こいつはやめとけ、すごく苦労するぞ無自覚だから」
やめとけって何が?
さっきから言ってることがわかんない。
?を浮かべていると
「零は知らなくていい、じゃあ始めるか!」
え?何を?
「ちょっと待ってください、零は?」
困惑した慧が言った。
「用事だ」
「じゃあ、そこにいる奴は?」
慧…ちょっと疑ってるんじゃ…?
慧にはばれても大丈夫だけど…
こんな格好見られたからばれたくない!
咲にぃがんばって!
「イトコだ」
慧は少し怪訝そうな顔をしたけど
「そうですか…」
と納得してくれたみたい。