またー?
前を見ると1人の男、もうこんなことにもなれた。
喧嘩を売られるだろうと思い身構えた…が
こいつは今までの奴と聞いてくることが違った。
「お前…、舞姫か?」
「はぁ?」
舞姫?なにそれ?
舞姫って噂の綺麗な人のことでしょ?
なに言ってんのこの人。
困惑気味で見ていると
ぶつぶつ
「女顔の150cmくらいのチビってこいつで間違いないよな?」
…なにやらぶつぶつ言い出した。
この隙に…、私はそーっと横を通り抜け
ダーッシュ!!
「あ!おい、舞姫!」
そんな声が聞こえたような気がしたけど無視!
舞姫じゃないっつーの
そのまま全力疾走で倉庫に入った。
最近全力疾走すること多い…しんどっ
バタンッ
「はぁ…はぁ…」
「れ、零どうしたんだ…?」
疾風の声が聞こえ
息を整えながら顔を上げると
慧と疾風と恭耶が目を見開いてこっちを見ていた。