私は次の言葉を待ってその子を見つめた。
この子めっちゃ綺麗…、まさに美少女って感じだなー
絡まれるのもわかる…
「こいつらは、朱雀の中で悪いことをしている“黒鳥”ってチームなんです」
「黒鳥って?」
「黒鳥は朱雀に入っている悪い奴らが、総長に隠れて作ったチームなんです」
黒鳥…
総長に隠れて作った悪いチーム…
「そっか…、黒鳥の溜まり場とか知ってる?」
「はい、海の近くの3番倉庫です。」
あそこか…
「わかった!ありがとう、じゃあ俺はこれで…」
「待って!名前は!?」
私は歩き出していた足を止めて言った。
「零」
「零さん…、私は藍です」
「零でいーよ、じゃあ気をつけて帰れよ藍」
あ、勝手に呼び捨てしちゃった…
まぁ、いいよね?男がちゃん付けとかキモイし
情報も集まったしちょっとしたら倉庫にかえろっと。
「零…かっこいー///」
藍がそう言ったことなんて知らずに零はご機嫌で歩いていきましたとさ。