昨日はよく眠れなかった…

リビングに行くとまだ6時なのに咲にぃがいた。

いつも休みの時は、お昼過ぎまで寝てるのに…

「おはよ」

「お~おはよ、土曜なのにはえーな」

「咲にぃこそ、何かあるの?」

「あぁ♪倉庫に行くんだ」

「へ~」

引退したのにいつまでも倉庫に行ってていいのかな?

「新入りが入ったらしくてな、すごく強いらしいそいつを見に行こうかと、ね」

新入りか~、私も新入りになるのかな?

まぁでも過保護の咲にぃにチームに入ったなんてとても言えないなぁ。



ふと昨日のことを思い出した…

咲にぃに相談してみよう……

「咲にぃ!ちょっと相談していい?」

「んあ?いいぞ~」

そう言って咲にぃが自分の座っているソファーの隙間を開けてくれたのでそこに座って昨日あったことを話し出した…

特に頭が真っ白になったところらへんを詳しく…

話し終わると咲にぃは、考えるポーズをしながら「…あそこまでなら言って……いやでも」よく聞こえなかったけどこんな感じのことを呟いていた。

「あのな…零……」

ごくっ

「う…うん」