千鶴に呼ばれてハッとした
私いま何してたんだっけ?
目の前では真里菜が固まってるし…
「れ…い…?」
「ん?なに?」
考えこんでいたらもう一度呼ばれたので千鶴の方を見るとなぜかホッとしたような顔をしていた。
…?私の顔に何かあったのかな?
真里菜を見ると、真里菜はハッとして顔を強張らせながら
「わ、わたくしは何も悪くありませんわ!」
そう言うと走り去った。
「おはよ~、なにこの空気?」
「あっ、おはよ優香。私もわかんないんだ」
「そうなんだぁ、千鶴何かあったの?」
「い、いや…何も」
「ふ~ん変なの」
そして、放課後までずっと嫌がらせをされて今に至るってわけ、
しかも嫌がらせっていってもかなり今日は酷かった、
あの後席につくと机の中に鳥の死体が入ってたし、更衣室のロッカーは鍵が開けられてて荒らされてるし、体操服を入れている袋の中には土が詰められてるし他にも数え切れない位たくさんされた。
「まぁまぁ落ち着きな」
「そうだよ、また何かされたら私たちがフォローするしね?」
「うん、ありがとぉ」
「そういえば零今日何か用事あったんじゃないのもう6時だよ?」
「えっ!もう?私さき帰るね!バイバイ」
「「バイバイ~」」