─帰り道─

「そういえばさぁ」

千鶴は、そう言ったかと思うとニヤニヤした顔でこっちを見てきた。

「な、何?」

「うふふ♪このこのっ!いつの間に慧さんと知り合ったんだ?!私たち聞いてないぞ!ねぇ、優香?」

「えっ…う、うん。そ……そうだね!」

…?優香どうしたんだろ?千鶴を無視して優香を見つめていたら痺れを切らした千鶴が大声で聞いてきた。

「で?、慧さんの話ってなんだったの?」

「えっ……」

ど、どうしよう2人は、喧嘩のこと知らないし、というか喧嘩癖は世間にばれたらいけないってルールだし……。

「お、落し物を届けてくれただけだよ!」

「はぁ?あの慧さんが?」

何かおかしいこと言ったかな?てか優香どうしたんだろ、さっきから俯いて一言も喋ってない………っじゃなくて!あの慧さんってどういう意味なんだろ?考え込んでいると


「零あんたもしかして慧さんたちのこと知らない?」

「う、うん」

千鶴は、信じられないといった顔で説明してくれた

「あのね、慧さんたちは風雅ってチームで慧さんが総長、副はいなくて幹部の疾風さんに恭耶、まぁおもなメンバーは、これくらいでチーム事態の説明するわね?風雅は、この辺一帯で一番強いの、風雅はあまり悪いことをしないの朱雀とかと違ってね…」

朱雀……今風雅を困らせてる原因千鶴が恭耶さんを呼び捨てにしたことも気になるけど
今は、朱雀がどんなチームなのか知っておきたい…