─風雅倉庫─
慧side

「なぁー慧、どうするよ逃げられちまったぜー」

「うるせー見ればわかる」

「ッんだよ恭耶のボケ!」

「あぁ?」

疾風と恭耶が言い合いしているのを聞きながらどうするか考えていた

「あっ!そうだ慧見ただろ?」

「何を?」

「零だよ、零!一瞬だったけど舞ってるみたいだったろ?」

確かに…

すごく綺麗に…

鮮やかに…

でも力強く…

そう…まるで舞を踊っているかのように

絶対…あいつを仲間にしてみせる!

たとえ女でも!