風雅の倉庫に入るといつもみんな遠巻きに見てくる。

なんかちょっと寂しい…

「はぁ…」

ため息をつきながらwindに入るともう3人とも揃っていた…

って恭耶寝てるし…

「どうかしたのか?」

「え?」

慧にそう言われ

何を言われたのかわからなくて首を傾げる。

「ため息ついてただろ?」

ため息…?

「あー、えっと…風雅のみんなと仲良くなりたいのに、みんな遠巻きに見てくるだけで喋り掛けてくれねーんだ…」

ためらいがちにそう言った私にキョトンとした顔の疾風が言った。

「自分から喋り掛ければいいじゃん」

「そうだけど…、視線が怪しい人を見る目なんだよ」

そう言ってため息をついた私の耳に、知らない内容の会話が飛び込んできた。

「下行くか…」

「は?慧、朱雀のこと終わってからにすんじゃねーの?」

「そのつもりだったが、終わらしといて損はねーだろ」

「だな」

「疾風、恭耶起こせ」

「え゛、俺やだよ」

「起こせ」

「いや」

「あのー」

「「なんだ(よ)」」

会話の意味がわからなくて口を挟むと見事にはもってくれた。