風雅は特別な女しか倉庫に入れない

鋭い奴なら総長の俺が会いに来てるだけで(仮)幹部だと気づくだろう。

そうなると舞姫かと疑われる…

気をつけなければ

「教えてくれてもいいじゃないですか。」

そう言い不機嫌そうな顔をする千鶴。

「ま、いいですけど。」

困っていると以外にあっさり諦めた。

しつこそうなのに。

「零に好きな人でも聞いてみたらどうですか?気になるでしょ?」

そう言われなぜか図星を突かれた気分になる。

「じゃあな」

千鶴の質問には答えずに保健室に向かう。

そういえば…優香とかいう奴全然しゃべらなかったな…

なんかあったのか?

俺が気にすることもないか



保健室に着き中に入る。

この保健室はいつ来ても誰も居ない。

大丈夫なのか?この学校

少し心配になりつつ一番奥の日当たりのいいベットに零を寝かす。

そのとき零が何かを呟いた

「…す……き」

好き?

何が?

誰が?