千鶴said

さっきまで満面の笑みだった零が急に机に突っ伏した。

「え…?零どうしたの?」

私の横では驚いた顔の優香。

「零?」

優香が零の顔を覗き込む。

零の顔を見た優香はまさか…という顔で聞いた。

「千鶴それ…お酒入ってる?」

「えっ?」

急いでチョコの箱を見る。

※お酒が入っています

………あちゃ~

「…入ってた」

「じゃあ当分起きないね。」

「だね」

「どうやって保健室に運ぶ?」

どうしよう…

いくら零が小さくて軽いって言っても歩く気力0の零を運ぶのは大変。

「「う~ん」」

ガラッ

「零」