バタンッ
「慧、どうした…ん…だ…」
仮眠室からでると疾風の様子がおかしかった。
恭耶も目を見開いている。
なんだ…?
仮眠室の前で立っていると疾風がソファーを飛び越えて俺の前に来た。
「どうしたんだ?そんなに慌てて…」
「どうしたんだ?じゃねーよ!何だよその格好!?」
何でこんなに怒ってんだ?
「零ちゃんは?」
恭耶の冷静な声が聞こえた。
「気ぃ失ってる」
俺がそう答えると疾風が
「気ぃ失うようなことしたのかぁぁぁ!?」
と叫んだ何言ってんだこいつ…
困惑していると恭耶が苦笑いしながら
「慧自分の格好見てごらん」
そう言った。
ふと自分の格好を見てみる。
俺の今の格好は上半身裸…
なるほど…
勘違いしてもおかしくねぇ。
その後疾風に質問攻めされたがあえて答えなかった
しまいには「零ちゃんに聞く」って言いだしたが全力で阻止した。