自分の家へつくと、

普通に入っていく大地。

あぁ…これは幼なじみだから出来るンだもんな…

ふとそう思った薫。

「どうした?」

「えぇ?」

「なんかボーっとしてるけど?」

食材をキッチンまで運び、

さっそく料理を始めた。

「俺手伝う?」

「ううん!!全然手伝わなくてィィ!!」

一人で私だって出来るもん…

こんな大地になんて手伝ってもらわなくったって!



「んじゃヨロシク」

そういうと大地はリビングのソファーに腰掛け、

テレビを見始めた。

「よしッ頑張るぞ!」

気合を入れてエプロンをした薫。

………

オムライス…って何から始めるんだ…??

「どうしよう…」

私が迷っているのもしらずに、

おもしろそうにテレビを見ている大地。