でも…

ある日、私の心は急激に動き始めたんだ。

恋なんてしたことのなかった私にとっては

その気持ちが恋だと思わなかった…



「薫ッ!!」

「あっおはよう」

後ろからとんとんッと肩を軽く叩かれた私。

高校で仲良くなった、ともみ。

ともみは可愛くて、

頭がよくて…

私と大違いなところが素直なところ。

いつも素直になれない私にとって

ともみは憧れの存在でもあるんだ。

「今日も仲よく登校だね(笑)」

「うん…まぁ遅刻しないですむからね」

教室へ入ると、

クラスメイトがほとんどそろっていて…

「大地くんカッコイイ」

横でともみが呟くことに私はうれしかった。。。