真っ赤な顔をして真剣にいう大地。。。

そんなに見ないでョ…

急に胸が苦しくなった。

「薫のこと好きなんだよ」

そういい、私を後ろから抱きしめてきた。

こんなにも…こんなにも大地の胸の中は

温かいんだね。

さっきまでの涙が消えて…

少し落ち着いてきた。

「俺と付き合ってよ」

そういわれたとたん、

ふと思い出した…

【ともみと付き合うことになった】

大地のさっき言った言葉が

私の頭の中を走った。

「ともみはどうなるの…?」

「あいつとは別れる」

「意味わかんない。無理だよ」

ともみは親友だ…

そんな親友を裏切れない…