「龍司さん…」


「鉄どうだった?」


「それが電話番号も変わっていてこの街にはもう居ないかと…」


俺は鉄の胸倉を掴んだ。



「捜す範囲を広げろ。毅虎たちにも捜させろ。」


「は、はい。」



俺は鉄の胸倉を放した。





夏愛…

俺はぜってぇお前を離したりはしねぇ。









頼むから戻って来てくれ。





―龍司sideend―