―龍司side―





「何で夏愛は電話に出ねぇ!!!!!」


「若落ち着いて下さい!」


「これが落ち着いてられかっよ!!!」


夏愛…


夏愛…


夏愛…



どこに行った…


「クソッ!!!」


俺は壁を殴った。


するとそこへ香織が来た。

「龍司どうせ正月には式挙げるんだから!」


俺は香織の一言にキレた。



「黙れや…今はお前ぇの顔見たくねぇ。失せろ。」


俺が言うと香織は眉間に皺を寄せてどこかへ行った。