「自己紹介がまだだったわね!私、利子(リコ)って言うの!りっちゃんって呼んでね?」


「り…りっちゃん?」


その瞬間ムギュっとりっちゃんに抱きしめられた。



「何!?この可愛い生き物は!持って帰りたい!」



りっちゃんは更に力を強めた。


ギブギブギブギブギブ!!!


私はりっちゃんの手を
バシバシと叩いた。


その瞬間パッと離れた。


「ごめんねぇ。あ、貴方のお名前は?」


「鈴原 夏愛です!」