「れ…ん?」


カァァァと顔がほてるのが分かった。


「ん。良く出来ました。」

頭をぽんぽんと撫でられた。



「今日クリスマスだな。」


「うん…」


龍司の誕生日…


プレゼント受け取ってくれたかな…

それとも捨てちゃった?



龍司が頭から離れない。


「…今から出かけるか。」


「え?今から?」


「あぁ。行くぞ。」


私は廉に手を引かれながら駐車場へ向かった。