おやつの時間が終わると、
琥珀は僕に
「おもちゃの部屋」に行こうと声をかけた。

【父さん】が新しいおもちゃを
用意してくれた、と言う。

他の皆もそれを見に行ったのか
リビングには僕と琥珀しかいない。

【父さん】はいつの間にか
お皿を片付けに行ったらしく、
見当たらなかった。

琥珀にひっぱられるがまま、
僕は「おもちゃの部屋」へ
足を踏み入れた。