この薬を作ってから、
もう【30年】が過ぎようとしている。
私も70になった。
今日も子供たちは
無邪気で純粋で、可愛い。
3歳だった子供たちは、そろそろ
【12歳】くらいの体型になってきた。
あぁもう3時か、おやつの時間だ。
「さぁ皆、おやつの時間だよ。」
「「「はーい!!」」」
子供たちが私の周りに集まる。
あぁ、やはり汚れない瞳だ。
「おや、翡翠と琥珀(こはく)は?」
「さっきあっちの部屋でご本読んでたよ。」
「そうか、瑠璃(るり)、
2人を呼んできてくれるか?」
「はーい!!」
元気よくそう叫び、瑠璃は
嫌な顔1つせずにリビングを出て行った。
私が名づけた子供たち、
皆名前どおりの美しい瞳と心。
この幸せは永遠に続くのだ。
この素晴らしい子供の国にいるかぎり、
ずっと。