「何それー??」
真珠が水晶の手にあるものを
覗きこむ。

それはコインのように丸く薄く
明かりにかざすときらきらと
光った。
どことなくだけどプリンの
ような色だった。
なんていうか、僕が言葉に
できる色の範囲外で。