動いてください、お願いします。 最後の望みをかけて僕はスイッチを入れた。 やっと完成した、最後の希望。 誰もがただの失敗作、ガラクタなんだと言った。 誰もコレの意味なんか解らないくせに。 コレで眠り続けることが出来れば。 そうすれば明日に来るという絶望を耐える事ができるんだ。 どうせ何処へも逃げられはしない。 それならいっそ迎え入れようじゃないか。 どんなだとしても、見なければいいんだ。 絶望なんて。