「果ー奈ちゃん!帰ろッ!」
カレ・井上空と付き合い始めてから一ヶ月。
周りからは仲良しカップルとして認められ始めていた。
「ねぇ、井上くん…」
学校からの帰り道、私はずっと聞きたかったことを尋ねてみようと井上くんに話しかけた。
「…………」
でも井上くんからの返事が返ってこない。
「井上くん?」
井上くんはどこか別の方を見ていた。
その目線の先は車道を挟んだ向こう側の歩道。
そこには楽しそうに歩く仲良さげなカップルが一組。
井上くんは、何故かとても悲しそうな顔をしていた。
「……井上くん」
「ッ!!……ごめん、何?」
やっとこっちを見てくれた井上くんは、いつもの無邪気な笑顔だった。
「…………井上くん、
……理由を、教えて?」
もう
後戻りは出来ない――…。
カレ・井上空と付き合い始めてから一ヶ月。
周りからは仲良しカップルとして認められ始めていた。
「ねぇ、井上くん…」
学校からの帰り道、私はずっと聞きたかったことを尋ねてみようと井上くんに話しかけた。
「…………」
でも井上くんからの返事が返ってこない。
「井上くん?」
井上くんはどこか別の方を見ていた。
その目線の先は車道を挟んだ向こう側の歩道。
そこには楽しそうに歩く仲良さげなカップルが一組。
井上くんは、何故かとても悲しそうな顔をしていた。
「……井上くん」
「ッ!!……ごめん、何?」
やっとこっちを見てくれた井上くんは、いつもの無邪気な笑顔だった。
「…………井上くん、
……理由を、教えて?」
もう
後戻りは出来ない――…。