会議室のドアの前にしゃがみ込む私達3人。 息をひそめて、耳を澄ます。 「聞こえる?」 「微妙に聞こえるような・・・・・・」 「誰かの声聞こえるな。あれは黒岩じゃない」 聞き覚えのある声に、頬を染めたのは瑠美。 「あの声は、純一郎や」 じゅ、じゅんいちろぉぉぉ? いつからそんな呼び方に!! 「ぶはっ!!」 大声で笑った私の口を押さえる瑠美。 「静かに!!萌美!!」 「あ、ごめん」