「緑川先生?どうかしたん?」
「あの先生って、どう?」
「う~ん。まだよくわからんけど、優しそうな先生かな?」
まだ気付いてないみたいな姫華ちゃんに、私が付け加えて聞いてみる。
「緑川と青山やったら、どっちがタイプ?」
え・・・・・・まさか。
何?
このおもろい展開。
私の前にはゆでダコのように真っ赤になった2人の少女が!!
「もしかして、姫華ちゃん??青山のこと好きとか??」
「え・・・・・・そんなわけないやん」
「でも、顔、真っ赤やで?」
それを見た瑠美が衝撃の一言。
「もしかして、緑川先生のこと好きなん?」
いやいや、絶対に違うって!!
と突っ込むかどうか迷ってたら、姫華ちゃんがこう言った。
「それはないよ」
大笑いする私を見て、瑠美が怒り出す。
「緑川先生のこと、バカにせんとってよ~」