「好きって・・・・・・言えんかった。言いたかったけど、青山先生の顔見てると言えんかった。だって、全部わかってるような顔してたから」 姫華ちゃんはまた芝生に寝転んだ。 そして、いきなり大きな声で泣き出した。 その声を聞いた瑠美も泣き出した。 私も泣いた。 3人でわんわん泣いた。 子供みたいに泣いた。 瑠美の恋、姫華ちゃんの恋、私の恋。 3人ともが教師に恋をして、3人とも迷走中・・・・・・