練習どころじゃなくて・・・・・・





ドキドキしすぎて頭がおかしくなるかと思った。





何が待ってるんやろう。



わざわざ手紙なんて。







練習が終わると、急いで着替えた。


今日は姫華ちゃんも練習を休んでた。




猛ダッシュで駐車場へ行くと、まだ緑川先生の姿はなかった。



当たり前か。


男子の練習まだやってるもんな。





深呼吸をして、気持ちを落ち着けて・・・・・・



萌美にメールしてみた。





超興奮した返信メール。




【うきゃーーーーーーー】



と、その時





「ごめんごめん。俺から呼び出しといて、遅くなってしまったな」




ジャージ姿の緑川先生が、駆け寄ってきた。





ドキドキしすぎて、息の仕方がわからん。





「は、はははい」


明らかに緊張した様子の私を見て、緑川先生は優しく微笑んだ。



「別に緊張せんでええ。話したいことあったからドライブでもって思ったけど、さすがにバレたらやばいから、俺の教室で待っててくれる?」




ドライブ・・・・・・したかったな。


バレたらやばいって、なんか・・・・・・禁断の恋って感じ?!