「あ~、それは・・・・・・難しいんちゃうか。確かに大越はお気に入りではあると思うけど、恋愛対象に見るのは難しい歳の差やと思う。大越が大人になるのを待ってたら、緑川先生はおっさんになってまうで」



確かに・・・・・・


黒岩も年上やけど、緑川はもっと年上・・・・・・



厳しいかな。




でも、瑠美の想いは、すごい大きい。


誰よりも緑川のことわかってる気がする。





「それにな、これは内緒やけど・・・・・・お見合いの話があるって言うてはったわ。現実的に考えて、年相応の相手を選ぶんちゃうか?もう結婚は嫌やと言ってたけど、子供欲しいみたいやし」



テンション下がる。


私の協力をしてくれてる瑠美が、幸せになってくれへんと・・・・・・


一番の親友の瑠美の恋が実らへんのは辛すぎる。




「無理かなぁ・・・・・・瑠美、本気やのに」



「俺かて、うまく行ってほしいとは思うけど」





それから、青山と姫華ちゃんの話題になった。



「あれも、難しいと思うで」



「なんで?ラブラブに見えへん?」




黒岩は、青山と姫華ちゃんのラブラブ場面は見たことがないから、よくわからんらしい。



「青山先生は、生徒に恋をすることはないと思う。俺の勝手な想像やけど。あんだけ生徒との仲を疑われてばっかりの先生やぞ?周りから、あ~やっぱり生徒に手を出した、って目で見られるやん。それは絶対避けたいと思うねん」



やっぱり黒岩は大人やと思った。


私は、青山のことそこまで理解できひんかった。




瑠美の恋も


姫華ちゃんの恋も・・・・・・


難しいんかな。