「もう・・・・・・お前は・・・・・・俺の決心を揺るがすなよっ」






そっと


ほんまにそっと・・・・・・



黒岩に抱きしめられた。




久しぶりの黒岩の匂いやった。




夢じゃないやんな??






「そうやって、お前はいつも前向きやろ。そういうとこが・・・・・・好きやねん」




「好きって・・・・・・?」




「今日だけ・・・・・・今だけ・・・・・・許して」







ぎゅっと抱きしめてくれた。


私の顔は黒岩の胸の中に埋まってて・・・・・・




久しぶりやのに


そんな気がしーひんかった。





あの頃に戻ったみたいに、安心した。