教室で緑川先生を待ちながら、目を閉じる。
この高校に来てからのことを思い出す。
いつも笑ってた。
毎日楽しくて、笑ってばかり。
時間があっという間にたつ。
それは・・・・・・
やっぱり
萌美がおるから。
高校に萌美がおらんかったら、私はこんなに笑ってへんかった。
中学に萌美がおらんかったら、私に人生変わってる。
てか、
萌美に出会えたから、私は幸せな毎日を送ってるんやと思う。
だって。
萌美に会うまで、そんなに楽しくなかった。
人生が。
学校だってキライやった。
萌美が言ってくれたから。
『瑠美ちゃんっていうん?なんかめっちゃ仲良くなれそうや』
萌美と親友になれて、ほんまに良かった。
だ、か、ら・・・・・・
いくら緑川先生やとしても、萌美を悲しませるなんて許さんから。