タッタッタッタ・・・・・・


走ってくる音が聞こえた。




瑠美か

姫華ちゃんか・・・・・・


黒岩か。






「おい、大丈夫か?気分悪い?」




ええええええ~!



まさかの。


緑川純一郎!!





「大丈夫です。でも、なんで・・・・・・?」



「トイレ行っててんけど、いきなり小阪が猛スピードで走って行くからびっくりして。気分悪いんかなと」





本気で心配してくれてる緑川に、申し訳なく思えてくる。




「すいません」



「ええねん、そんなん。大丈夫やったらええねんけど、どないしたんや?」




青山にない魅力があるなぁ、緑川には。


黒岩ともまた違う、独特の魅力がある。




そんなことを考えていると・・・・・・




「萌ちゃん!!!萌ちゃん!!」






あっちゃ~~~~~!!




黒岩登場や!