「ふわあぁぁ…」 眠れずに、バレンタインは過ぎて。 外を見れば、東の空が白んでいた。 二階のあたしの部屋の窓から 眼下は、真っ白に包まれていた。 「キレー、だなぁ…」 はぁっ…と 暖房がついていない、あたしの部屋で息を吐き出すと、白く、浮かんだ。