あたしはニヤニヤしながら藤崎を小突いた。 「いてっ!なんだよ!」 「く・る・み」 来未の名前を言った瞬間目を見開いたが顔を赤くして目を逸らした藤崎を純粋に可愛いと思った。 「だ・・・れにも言うなよ!」 「は~い♪」 ま、これでおあいこでしょ。これから藤崎いっぱいいじめてあげよ。 「いたっ!」 何かが頭にあたった。正確には叩かれた。