「………はぁ…っ…」



思考が吹っ飛んじゃうような激しいキスにあたしは思わず由貴くんの服をぎゅうっと握りしめた。



由貴くんはあたしの手をそのまま大きな手で包むとぎゅっときつく握りしめて………



あたしは由貴くんの手の熱さに驚いた。



「………あ…っ!?…」



そして……そのまま由貴くんにぐっと押し倒されて、体は――ドサッとベッドに倒れた。



反転した世界の視界にうつったのは……



真っ白な部屋の天井と………



「…………っ…。」



あたしの上で……まるで熱に浮かされたかのように熱っぽい眼差しの……あまりに色気たっぷりの由貴くんが…………。



あたしの両手首をベッドに縫い止めて……目を細めてあたしを見てる……。









「…………ほんと、もう、限界………。」



「…………!?」



そのつぶやいた…かすれた声すら色っぽくて………



あたしの背筋は…ゾクリと泡立った………………。