―――ガチャ…と、何だか気恥ずかしいあたしは思わずそうっと由貴くんの部屋のドアを開ける。



チラッと顔を出すと…由貴くんは雑誌を見ながら待っていた。



「……!…にこちゃん?あったまっ…た……」



あたしに気付くとパッと顔をあげて……



「由貴くん……あの…ありがと~…。」



「………っ!!?」



あたしが入ると……固まった。






「ゆ…、由貴く~~ん??……あっ!?まさか………っ」



あたしはあることに気がついて………!



まさか…!そのせいで由貴くん固まっちゃったんじゃ………!!?