「……制服は脱いだら乾かしておくから……。」



「……あ、ありがと………っ。」



そう言って由貴くんからタオルを受け取る。



「気にしないでゆっくりあったまって。」



「…………う、うん。」




雪に突っ込んで……パンツまでびしょ濡れになっちゃったあたし……。



風邪をひいたら大変だから…と、学校からうちより近い由貴くんの家のお風呂を借りることになってしまいました………!



うぅ………。



なんか……とてつもなく恥ずかしいことになってるような………。



堪らなく恥ずかしいものの、寒さに勝てずバスルームのドアを開いて中に入る。



お家を建て替えて間もないと言う由貴くん家のバスルームは新しくてピカピカだ。



こ…、ここって毎日由貴くんも使ってるんでしょう………っ?




「………ダメだ…っ!妙な妄想が止まらないんですけど……っ!?」



学校で変な話ししちゃったからだっ!
みんなのせいだっ!



あたしは変な責任転嫁をしつつ、気持ちよさそうなお風呂の誘惑に勝てず……由貴くん家のお風呂を満喫してしまいました………。