「あ…っ!違うからねっ!あたしのパンツをびしょ濡れにしたのはこの雪であって、由貴くんの事じゃないから…」



「…………!!!」



フォローしたつもりだったのに……。
由貴くんは湯気が出そうなくらいに赤くなって、更に固まった………。



いまいちよくわかんないあたしは首をひねるばかりなんだけど……??



「……??そんなに変なこと言ったぁ?」



「…………。」



由貴くんは無言であたしをそっと下ろしてくれて、手をつなぐと、ザクザクザクザク早足で歩き出す……っ。



「……うわぁっ!?は…っ、早いよっ!?由貴く~~ん…っ!?」



「~~~~っ!!」




あたしはまるで引っ張られるように由貴くんに連れられて歩いたのでした………。









それにしても……



「……パンツ気持ちわる~~い……っ!」


「…………!?」








やっぱりにこはお子さまです…………。