効果音があったら間違いなくこうだよ………。



プシューーーーッ!!



途端に湯気が出そうなくらい頭まで血がのぼった感じがした。




「……ふにゃーーーーっ!!!」


「………!!?」



びょんっっ!と、由貴くんから飛び下りてソファの隅っこに入って小さくまるくなる。



いきなりのあたしの動揺っぷりに、由貴くんはポカンと固まってたけど……



「……にこちゃん…??」


「………っ!!」



ゆっくりとあたしに近づいて来て………!



「……にこちゃ…」


「……キャーっ!ごめんなさいっ、ごめんなさい~~っ!襲うつもりはなかったのーーっ!」



あたしはクッションを頭にかぶって一気に謝った。







「………く…っ」


「………!?」