それから……ある目的の為にあたしはいつもよりかなり必死で勉強をがんばった。



そして………、




「………終わったぁ~~~っ!」


あたしはバンザイして喜ぶ。


「……ん。えらい。」


そんでもって、褒めてくれる由貴くんに早速ピタッとくっついた。



「……じゃあ、どんなご褒美あげたらいい?」


はい……!!


待ってました……っ!!


あたしはにっこり笑って由貴くんに向き合うと……



「………じゃあね…。ちゅうして!ダーリンっ」


そう言って、パチリと目を閉じた。



「………!!?な…っ、ダ…っ!?」


―――ガタッ!!と、音がして再び目を開けると……









驚き過ぎた由貴くんが真っ赤な顔で固まってた。