「………それで、凛子がそう言ってくれたの。」
「…………。」
今日もあたしは由貴くんのお家に放課後そのまま遊びに来てて……
でも……今日の由貴くんは何か変…………。
なんだか、ぼんやりしてるようで…………?
「…………由貴くん……?」
あたしは何だか上の空な由貴くんが心配になって…………
「………!………ごめん。」
声をかけるとハッとして……決まり悪そうに謝って、ちょっと俯いた。
「…………なにかあったの………?」
「………っ。」
心配で聞けば、ほんの少しだけど……動揺しているように見えた…………。
だけど……由貴くんはあたしに向き直ると………
「…………にこちゃん………キスしていい?」
「………うん。……うん?…………えぇっ!?キ……っ!?」
一瞬……耳を疑った!
照れ屋な由貴くんが………っ…自分からそんなこと…………!!
「…………いい……?キス………したい。」
「…………!?……………ん…っ……あ…」
次の瞬間には……あたしの顎に手をかけて、いつにないくらい強引に………あたしにキスをした…………。
「……………ん…っ!………ぅ……」
何度も何度も………深くて激しいキス…………。
「……………はぁ…っ!……………好きだ……っ!」
「…………っ!!」
珍しい由貴くんからのの告白は嬉しいはずなのに…………
どうして…………?
なんか………苦しいよ……………?
だって……由貴くんが………苦しそうなんだもん…………。