「~~~っ。」



由貴くんは戸惑いつつも、さ迷わせていた手をあたしの頭にソッと乗せて優しく撫でてくれる。



「………ダーリン~~っ」



嬉しいあたしは顔の前で指を組み合わせて、優しいダーリンをうっとり見つめた。





「…………なにこの…二人の世界………。」



葉山くんは半目でつぶやいて………



「………そこのバカップル!……特にバカ彼氏!子供を甘やかしすぎるとろくなことにならないわよ!!」



「…………。」



凛子は相変わらず酷いです………。



「………なんだっ!?由貴ちゃん…っ!……そのっ……ダーリンは羨ましすぎだぞっ!?」



「…………。」



葉山くんは…よくわかりません………。