『「「ブッ…」」』


「………やり過ぎ…」


『アッハアハハッ!…ヤ、ヤバい!あいつ、騙されてる!ギャハハッ!!』


「ひ、姫ちゃん!クッ…笑っちゃだめだ!!」


「舜の顔見た!?絶望的な顔してたよね?!人生の終わりみたいな」






※舜以外の全員は演技だと最初から気づいています。






呆れ、舜に同情する琉衣と、大爆笑のアタシ、その隣では笑いを堪える颯太さんとめっちゃくちゃ楽しんでる紫苑君。






『あー面白かった♪』




それにしても。なんだか、さっきの不安が嘘みたい…。




一気に吹っ飛んでいっちゃったよ。




舜には悪いけど、安心した。二人もちゃんと来たし、お腹痛くなるまで爆笑したし、何だかゲームにも勝てる気がしてきた。





『あ、舜。さっきの全部嘘だよ?』





優しく微笑みながら教えてあげた。(内容最低だけどっ)




「…へっ?マ、マジで?」


『うん。だってアタシ達は最初から気づいてたし、気づかない舜にビックリ』


「嘘なのか…ふ〜ん…そっかそっか。嘘だったのか〜」





嘘だと分かりだんだんご機嫌になっていく。





単純。…っていうか、普通自分で分かるんじゃないか?





多分、焦りすぎてパニックになっちゃたんだね。





まあ、最高傑作だったからいっか♪






「それじゃ、行きますか!敵の陣地へ!」





立ち直ったのか、舜の円陣切った声がする。






立ち直り早いな、おい。






まあ、それでは、生徒会目指して、レッツラゴー!!!